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神道政治連盟富山県地方議員懇談会の設立

  • 鋪田博紀

神政連地方議員懇談会

6月3日に富山県民会館で開催された、神道政治連盟富山県地方議員懇談会の設立に参加しました。

総会では、高平公嗣県議を会長に選出したほか、規約や役員が承認されました。

総会後、神道政治連盟の宮崎義敬会長が記念講演会されましたので、そのお話を要約して掲載します。

神道とは、自然とともに生き、祖先とともに生き、人とともに生きる道であると、国際的な宗教会議などにも参加されている経験から、他の三大宗教や、エストニアの民族宗教の例、イヌイットの宗教などとの比較をしながら、わかりやすくお話されました。

意訳すると、「一神教のキリスト教、イスラム教、ユダヤ教は厳しい自然環境を背景にしており、自然との共生ではなく自然をいかに克服するかという点が特徴で、一方、これら一神教が入り込む以前の宗教は自然を恐れ敬う点で、神道との共通点がある。自然との共生はこれから世界共通の重要な課題である」といったお話でした。

また、祭りの意義についても触れられ、「お祭りはイデオロギーを超え、利害を超え、老若男女の垣根を超える」とのお話には共感しました。

さらに政治については、「自民党は党是を捨てて社会党と組んだことが間違いの始まりである」と、厳しく指摘され、「我々は、対岸に居て文句を言うのではなく、保守の中にあって文句を言うのだ」とも。

具体な政策については、「物量的な福祉を改めなければいけない」との指摘もいただきました。高齢者が、物量的な福祉をさんざん教授しておいて、『あとの世代の事は知りませんよ』では無責任である」とも。

神道というと政治的には極保守と見られがちですが、極めてあたりまえの穏健な主義主張であると思います。ただし、以前にも書いたかもしれませんが、保守を声高に叫ぶのではなく、「自然・歴史・文化と人の共生を実践する政策を結果として『保守」と言うのである』という謙虚な姿勢が必要だと考えます。

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