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委員会では激しい論議も - 富山市議会12月議会が終わる

  • 鋪田博紀

3年目のエコリンク

12月18日(土)は、グランドプラザ前での定例街頭遊説を、南議員、奥野詠子さんと行いました。土曜日にしてはエコリンク効果もあってか、そこそこの混み具合。これが商店の売り上げアップに繋がればよいのですが。

さて、17日に富山市議会12月定例会も終了しましたので、街頭ではその報告をいたしました。

一般質問については、一般質問が終わる - 子ども手当・学校施設の耐震化などで書きましたので、委員会審査について少々書きます。

私が副委員長を務める建設委員会では、富山市中心商店街出店促進事業補助金について質問しました。

この補助金要綱の第7条(補助要件)では、"空き店舗の改装及び空き店舗の賃借に係る補助金の交付を受けようとする者は、次に掲げる要件を全て満たすものとする。"と書かれていて、その要件とは、

  1. 中心商店街内において店舗を増やす場合であること。
  2. 店舗が所在する商店街団体の推薦を得ること。
  3. 中心商店街の賑わい創出を図るための活動に積極的に参加するよう努めること。
  4. 夜間のみの営業ではないこと。なお、夜間のみの営業とは、概ね17時以降に開店することを指す。
  5. 当該店舗において、2年以上営業を行うこと。

となっているのですが、現地を調べたところ...

  • 店舗数を増やす場合には該当しないと思われる、中心商店街内での移転のケース
  • 夜間のみの営業と疑われるケース
  • 2年以上営業を行うどころか、数か月で閉店しているケース

があったので、これらを把握しているか?それは要綱違反ではないか?という2点について質しました。つまり、6月議会・9月議会でも質した通り、出店意欲があるのに、予算が十分でないために、補助を受けられない商業者がいる一方で、こうした補助要件を満たしていない事例があるのは、交付審査や交付後の調査が不十分で、補助事業として如何なものか?ということです。

  • 移転と指摘した事例は、「元の店舗は交付対象地域に隣接しているが、対象地域外から対象地域への移転なので、補助要件を満たす」
  • 閉店していると指摘したケースは、「事情があって休業中だが、再開に向けて努力中」
  • 「夜間のみの営業であれば、交付決定を取り消す」

これらのケースについて当局は把握はしているようですが、このような答弁でした。

また、夜間のみの営業であっても、第3条(補助金の交付)に"中心商店街において、コンパクトシティの中核を担う商店街にふさわしい業種、市民・来街者のニーズの高い業種の出店を促進し、魅力がありかつ利便性の高い商業集積を形成するため"とあるので、夜間のみの営業についても補助対象とすることや、移転であっても、よりよい営業条件を求めて中心市街地に留まる場合は、交付対象とすべきではないか?という提案については、「検討する」というような答弁でした。

いずれにせよ、「補助要件を満たしていなければ、交付決定を取り消す」とは重い答弁です。しっかり監視していきたいと思います。

この他にも他の委員から、株式会社まちづくりとやまに対して、かなり厳しい質問がでておりました。

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