富山市の支援体制について説明 - 富山市議会3月定例会建設委員会
3月18日は、富山市議会3月定例会常任委員会の3日目。建設委員会での議案の審査と、今回の東北地方太平洋沖地震への対応などの説明がありました。
議案については、松川処理分区雨水貯留施設の実施設計に1億52,25万円の予算案。これは、西町交差点からグランドプラザ前・一番街交差点を経由して市立図書館までの地下に、延長約1,060m、直径6mの貯留管を敷設するもので、平成24年度に着工し平成29年度に完成を見込んでいます。また、平和道りにもこの貯留管へ導水する菅が敷設されます。総事業費約47億円の大工事です。
ここに貯められた雨水は、全量を浜黒崎処理場へ送り、都心部の浸水対策と処理しきれず松川へ流していた汚水(都心地区は合流式の下水のため)による水質保全に効果があります。
さらに、都心部を南北に流れる第1火防水路の改良工事にも8千5百万円の事業費がつけられ、都心部の浸水対策に効果が期待できます。
東北地方太平洋沖地震への対応については以下に記しますが、個人からの救援物資についての市の対応について質問したところ、「富山へ避難された方々は市営住宅に入居するにしても鍋・釜すらない状態で来ておられるので、被災地へ支援物資を送るだけが支援はないので、こちらへ避難された方々への支援といったことを含めて対応したい」とのこと。
そうだ、そういう支援も必要なのだと実感。
- 現状
- 毛布5,000枚、食糧、オムツ、簡易トイレなどを提供
- 消防局は名取市へ6隊24名が11日16時には出発、その後も交替要員18名ら第3次派遣中
- 市民病院災害派遣医療チーム(DMAT)が1チーム5名で福島空港へ
- 上下水道局が桶谷町へ給水車3.6tと4名の職員が12日14時に出発交代要員も第3次派遣中
- 被災者へ市営住宅の提供
- 県内医療機関で患者の受け入れ、市は南相馬市から14名の透析患者を受け入れ
- 今後は、
- 被災建築物応急危険度判定士、医療救護班3チーム、避難所住民の健康相談・健康チェック・心のケアなどに保健師・看護士を派遣
- ごみ収集車・し尿収集車の派遣
- 児童生徒の机・椅子、教材備品などの提供
- リサイクル自転車の提供
コメント
しきだ博紀
事実新聞さんからのコメントに不適切な表現があったので削除しました。