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長勢甚遠代議士

  • 鋪田博紀

長勢代議士と鋪田博紀
長勢代議士と鋪田博紀

11月17日午後、ついに衆議院が解散し、平成2年から衆議院議員として活躍された長勢甚遠代議士が議員活動に幕を下ろされました。そして、私達自民党は後継者として田畑裕明富山県議会議員を公認しました。

毎週金曜日の駅前街宣
毎週金曜日の駅前街宣

さて、中選挙区時代に私から見れば反対陣営にいらした長勢代議士は、見かけがぶっきらぼうで正直とっつきにくい印象でしたが、お付き合いをさせていただくうちに、私にとって一番信頼できる政治家となりました。

長勢代議士とは本当によく街頭に立ちました。特に前回の総選挙では、事実上選挙期間が1年間あり、雨の日も風の日も真夏日にも大雪の日も、連日街頭に立ち続けました。

街宣車の中で過ごした時間は、自分でいうのもおかしいのですが議員の中では一番長かったように思います。

私が議員2年目の元旦の早朝ご挨拶に伺ったとき、たまたまその日の一番乗りで、奥様から「あら、鋪田先生が今年最初のお客様だわ~何もないけど朝ご飯食べてって~」と声をかけていただき自宅の居間で代議士と二人向かい合わせで朝食をとった時の緊張は今でも忘れません。

確か会派を分かれた時だったので、「新しい会派はどうだね?」と訊かれて、しどろもどろだった記憶が...

平成20年、これからの選挙は空中戦の時代だ!ということで、私のような若造が大臣経験者へ街頭遊説を指導するという畏れ多い役目をうけてしまい、手の角度はこうだの、肘をまっすぐ伸ばしてくださいだの、ずいぶん失礼なこと申し上げました。今考えると汗が...

街宣車で流す肉声テープの原稿なども、「鋪田さんにまかせますからこれをベースに考えてください」と、ご自身の書かれた興論サークルという冊子を渡されてスピーチライターのようなこともさせていただきました。私の勘違いでしょうが、信頼されたような気持になり選挙戦も力が入りました。

大晦日は、街頭遊説を代議士、そして野上浩太郎参議院議員と若手中心の遊説チームで行い、ちょっと早めの年越しそばを食するのも毎年の恒例行事でした。

ご一緒した商店街まわりで、ある商店主から「保険料滞納の追徴が他の制度と比べて著しく不公平だ」という苦情をいただき、約一時間にわたりじっと黙ってその方の主張に耳を傾けられ、「それは確かに法律がおかしいです。気が付かなかった、改正する必要があります。」と直ちに法改正をされたフットワークに軽さにも感心させられました。

二人っきりで食事に誘っていただき、カウンターだけのガード下のお店のようなところで、政治家を目指した理由を伺ったり、政治談議に花を咲かせたこともありました(私は相槌をうつばかりでしたが)

いろいろな思い出が頭をよぎりますが、本当にたくさんの事を学ばせていただきありがとうございました。まだまだお元気ですので、これからもご指導いただきたいと思います。

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