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富山市議会12月定例会が終了(請願陳情や議会基本条例について補足あり)

  • 鋪田博紀

富山市議会平成28年12月定例会が本日終了し、一般会計約70億3千万円、特別会計約1千百万円の補正予算を可決。補正後の予算規模は次の通りです。

平成28年度富山市予算12月補正後の規模(単位:千円)
会計補正前補正額補正後
一般会計158,155,4107,031,363165,186,773
特別会計145,954,68411296145,965,980
企業会計45,253,224▲1,90045,251,324
合計349,363,3187,040,759356,404,077

おもな内訳としては、

  1. 定期異動などによる人件費の減額が約4億9千5百万円
  2. 国の第二次補正による、臨時福祉給付金(景気対策として平成32年9月分までを一括支給)約9億6千5百万円、公立小中学校の大規模改造や校舎・体育館・プール改修および耐震補強などの工事費約39億9千2百万円など約64億2千万円
  3. 地方創生推進交付金を活用する3千2百70万円
  4. 国・県の追加認証に伴う約6千3百万円
  5. 豪雨に伴う約8千90万円
  6. 斎場PFI導入可能性調査業務委託料1千9百万円を含むその他の事業約9億2千9百万円

です。

また今回は、議会運営委員会の記事でも説明しましたが、請願については、民意を少しでもくみ取りやすくするために請願の部分採択という方法も取りました。紹介議員があるものを請願、ないものを陳情といいます。

請願は憲法に保障された政治参加の権利です。請願の紹介議員となる際は、その権利が十分行使できるような請願文章となるよう、必要に応じ請願者に対して助言をしてあげることも必要かと思います。

請願文書の書き方、提出方法は次のリンクをご覧ください。

関連リンク

さらに、陳情も5件提出され昨日の総務・文教委員会に付託されましたが、委員会・本会議とも不採択となりました。陳情者の意見陳述も行っていただくように総務・文教委員会にお願いしたところ、陳情者は出席されませんでしたが、議会として、民意をくみ取る運営を積極的に行うことは、議会基本条例の有無にかかわらず、議長あるいは議会運営委員長をはじめとする委員長の権限を発揮すればかなりのことができるのではないか?そう思いました。

まずは現行法・条例・規則の枠組みでどこまで開かれた議会運営ができるか?やるべきことを行ってから議会基本条例の議論だと思いますが、このところの先ず議会基本条例ありきという風潮には賛同できません。

残る任期はあとわずかですが、しっかり取り組んでまいります。

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