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フィギュアスケートGPシリーズ第2戦ロシア杯を少し語る

2009年シーズンのISUグランプリシリーズ第2戦ロステレコム杯2009(ロシア杯)、女子シングルの浅田真央はフリーも振るわず5位に。キスアンドクライの表情が見ていられなかった...。あんな浅田選手を見るのは初めてです。でもトリノ五輪で要素のすべてをレベル4取って金メダルに輝いた荒川静香も五輪シーズンは苦悩の日々でしたからね。

一方、優勝した安藤美姫は失敗もあったけどサバサバした表情で、今後の仕上がりが楽しみな演技でした。フリーの前半はスピンやジャンプの軸がずれまくっていましたが、後半は立て直しました。フリーの衣装は安藤選手にしか似合わないものでした。

でも、エキシビションの浅田選手はふっきれた(本当はそうではないのだろうが)表情でした。フリーのステップはジャンプの失敗が尾を引いて全く彼女らしくありませんでしたが、エキシビションはステップが凄かったです。曲の表現もしっかりできていてメリハリがありました。スピンやスパイラルなんかもきれい手足が伸びていて...まぁあとは3アクセルなんでしょうけど。

また、女子では地元の新鋭アレーナ・レオノバ(ロシア)が、イリーナ・スルツカヤに似せた?ショートカットで登場。日本の武田奈也を思わせる明るい元気いっぱいな演技に好感を持ちました。

そういえば、ショート1位のユリア・シェベスチェン(ハンガリー)は28歳だとか。日本では村主章枝が頑張っていますし、サーシャ・コーエン(アメリカ)も引退するには早すぎるし、イリーナ・スルツカヤとか復帰を断念したミシェル・クワンとか大好きだったので、どこかで彼女らベテランの演技をもう一度見たいものです。そういえば、クワンの「このリンクはあたしの為だけにあるのヨ」的なオーラをキム・ヨナにも感じます。2004年の世界選手権のとき(優勝は荒川静香)などは凄かったです。

それから、まだ若いけどキミー・マイズナー(アメリカ、うちの妻が大好き)とかももう一度出てこなきゃ!

今シーズンはまだ序盤ですが、浅田真央、カロリーナ・コストナーら有力選手の不調もあってGPファイナルへ誰が出場するのかわかりません。キム・ヨナの独走を抑えるのはだれか?早くも混沌としてきた女子シングルです。

それにしてもプルシェンコ(ロシア)は化け物ですか?余裕綽々のぶっちぎり優勝です。アイスショーで滑ってたとはいえ、復帰初戦であの滑りですよ。本番が怖い。パーソナルベストからいって勝負できるのは高橋大輔(完全復調なら)ら数人に絞られるのか?こちらも楽しみです。

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