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宝塚歌劇のエッセンスがたっぷり 蘭寿とむ・蘭乃はな主演『愛と革命の詩アンドレア・シェニエ』

  • 鋪田博紀
  • 平成25年8月23日(金)
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開演前の舞台
開演前の舞台

8月23日に宝塚歌劇花組大劇場公演『愛と革命の詩(うた)アンドレア・シェニエ』(蘭寿とむ・蘭乃はな主演、植田景子作・演出)、『Mr. Swing!』(蘭寿とむ・蘭乃はな主演、稲葉太地作・演出)を妻と観劇してきました。

作品について『愛と革命の詩(うた)アンドレア・シェニエ-』

ミュージカルの『愛と革命の詩(うた)アンドレア・シェニエ』はオペラ「アンドレア・シェニエ」を題材に、1時間45分という短い時間に宝塚歌劇のエッセンスをちりばめた作品。

フランス革命期の混乱したフランスを舞台に、実在の革命詩人アンドレア・シェニエ(蘭寿とむ)は、と貴族令嬢マッダレーナ(蘭乃はな)との恋、革命前に仕えた貴族令嬢マッダレーナに叶わぬ想いを抱く革命政府の闘士ジェラール(明日海りお)の三人を軸にストーリーが進みます。

舞踏会で貴族社会に媚びることなく真実の詩を詠むシェニエ。高邁なふるまいをしてしまいシェニエに諭されたマッダレーナは彼に恋をしてしまい、匿名でシェニエに恋文を送り続けそれに答え続けるシェニエとの手紙のやりとりは純愛そのもの。

ジャコバン党と彼らの恐怖政治に怯える市民の姿が「スカーレット・ピンパーネル」を、黒い天使(柚香光)・白い天使(冴月瑠那)が「ロミオとジュリエット」や「エリザベート」を彷彿させたりと、宝塚歌劇ファンがニンマリする要素が盛りだくさん。

また、ダンサーコンビの蘭寿とむ・蘭乃はなのラブシーンを美しく踊りで表現したシーンなど、芝居に溶け込む振り付けは、ハンブルクバレエ団・大石裕香さんによるもの。さらに、舞台美術は松井るみさんによるもので、回転盆(ステージ)に設置された天使の羽のようなセットと建物内部のセットの2面の使い分けも見どころです。

蘭寿さんは、『復活』を彷彿させる受け身の役で、前作『オーシャンズ11』とは対照的な主人公像でしたが、実際の男性よりも熱く男臭いイメージと、純粋できよらかな青年のような芝居とのギャップが魅力の一つであります。

蘭乃さんは、これまで一つの作品の中で両極端な役を演じ分けてきたことが魅力の一つでしたが、今回は初めての宝塚らしい可憐な貴族令嬢役。一つのターニングポイントになった落ち着いたいい演技だったように思います。歌唱のさらなる進歩も見られました。ますます楽しみな娘役さんです。

明日海さんは花組移動後初めての大劇場作品ですが、さすがに美しく存在感のある男役さんです。

そのほかでは、若手ながら存在感のある演技を見せた、天真みちるさんと仙名彩世さんは名人芸。特に仙名さんはあまりに上手すぎて娘役トップになれず、別格スターになるのではと心配になるほどでした。

作品について『Mr. Swing!』

ショーの『Mr. Swing!』は、前作の『CONGA!』がすごかっただけに、それを超えられるか?との思いもありましたが、負けず劣らずの楽しい作品となりました。

オープニングのスーツ姿の群舞は、花組男役とショースター蘭寿とむさんの真骨頂。そして、稲葉作品おなじみのお遊び?場面は、野球帽をかぶった蘭寿とむ率いる男役対蘭乃はな率いるキュートな娘役の野球の試合をダンスで表現した第4場。これは必見。

また、退団する春風弥里さんにも銀橋でのソロがありファンにはうれしい演出。芝居のほうでも決して単純な悪役じゃないジャコバン党員を好演していました。

娘役のパンツスーツの群舞や、蘭寿さんがトップ就任して初めての黒燕尾による男役の群舞。ダンサーコンビの蘭寿・蘭乃さんのデュエットダンスなど見どころ満載のショーは時間の経つのもあっという間の素晴らしい作品でした。

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