安富祖貴子/マブイのうた
沖縄出身のジャズシンガー、安富祖貴子のセカンドアルバム「マブイのうた」（エムアンドアイカンパニー/ASIN: B000M2EB74 ）を買いました。
アーティストを紹介するときに出身地を書くのは、今では沖縄くらいのものだと思うが（昔は、中島みゆきや松山千春を北海道出身と紹介する媒体は多かったが）、そのくらい音楽界での沖縄の占める位置というのはユニークかつ重要なのだろう。
かくいう私のバンド「Paradise View」も沖縄を舞台にした映画「パラダイス・ビュー」からとったものです。
それはさておき、安富祖貴子はいいですね。日本人離れしたソウルフルなボーカルは最高です。洗練されていない、都会的ではない、いい意味での泥臭さがあります。選曲もなかなか嗜好を凝らしてあります。
ただ、惜しむらくは音のほうがいまいちかなぁ・・・と。分離が悪くてリズム隊が前へ出すぎた感じがあります。もしかするとあえて狙ったのかもしれませんが、バックもパワフル、ボーカルもパワフルで、逆に彼女のいいところがボケてしまっているのでは・・・と。
演奏自体は良いですよ。バックもそうそうたるミュージシャンです。それだけにちょっと・・・もったいないかなぁ・・・と。
でも、買って損のないアルバムだと思います。
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