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大敗

  • 鋪田博紀

7月29日は歴史的な日となってしまいました。

野上浩太郎さんをご支援くださった皆様に心からお詫びを申し上げるとともに、6年間、そしてこの選挙期間支えていただいたことに感謝申し上げます。

大逆風でした。が、風速が強いとかではなく、静かな風があちらこちらから吹き込み、塞いでも塞いでも入ってくるような、なんともいやらしい風でした。

評論家ではないので評論はしませんが、反省と分析はしなければいけません。が、身内ともいえる野上さんの落選はこたえました。

選挙の構図が大きく変わってきたことを認識せねばならないということでしょう。

今までは「私の1票位入っても世の中変わるわけじゃなし」だったのが、思えば郵政民営化を問う前回の総選挙で有権者の心に火がついてしまった。そんな気がします。これはこれで政治への関心が高まったと歓迎すべきで、「あなたがたの1票が世の中変えるんだよ、郵政選挙がそのことを証明したでしょう」と毎年の成人式で私がいつも祝辞で話をしていることです。

が、しかし。国政選挙であるにもかかわらず、外交問題、少子高齢社会問題、教育問題などこの国の将来を左右する課題が争点にすらしてもらえなかった。それ以前の誠におそまつな選挙であったと思います。またそのとこをとても恐ろしく感じました。

有権者のために己の理念を実現させる手段として政権を奪取するのは政党の使命ですが、そのことが目的化してしまい、やがてあたりまえになってしまうのではないかということが恐ろしく感じました。

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