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対北朝鮮制裁一部解除への違和感

  • 鋪田博紀

講演する中山補佐官

Newsページでもお伝えしたとおり、先月、自民党全国青年部長・局長会議会議で中山補佐官から、拉致問題について直接お話を伺っただけに、今回の日朝実務者協議で、北朝鮮が再調査を約束したことを進展と評価して、一部制裁解除に踏み切った政府の対応には疑問を感じます。

一方産経は次のように伝えています。

中山補佐官「もう少し議論を」 制裁一部解除に違和感 - MSN産経ニュース

 中山恭子首相補佐官は13日夜、日朝実務者協議を受けた対北朝鮮制裁一部解除の判断について「もう少し国内でいろいろ議論した後で十分だっただろう」と述べ、拉致問題担当の補佐官として政府方針に異例の"違和感"を表明した。
拉致問題をめぐり対北朝鮮強硬派とされる中山氏は「北朝鮮が調査するかどうかをしっかり見極めた上で(解除を)実施することを明確にする必要がある」と強調した。
北朝鮮が再調査を約束したことを進展と受け止めるかについては「口頭での発言であり、それだけで進展や前進があったということではない」と指摘した。官邸で記者団に述べた。

会議で中山補佐官が拉致問題に関して記事をねつ造したと指摘した読売新聞は今回も、異例ともいえる担当補佐官の違和感発言は意図的に無視?しているのでしょうか。

もちろん政治的メッセージには違いありませんが、政治家個人の信条(対北朝鮮強硬派というレッテル)だけで今回のような「違和感」の表明とはならなかったはずです。はたまた、北朝鮮が何らかの国内事情により本当に方針転換をせざるをえなくなったのか...

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