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スポーツ基本法案廃案へ

  • 鋪田博紀

講演する荻原議員

NEWSのほうに書いたとおり、荻原健司参議院議員を迎え、ながせ甚遠を励ます若者の集いを開催しましたが、荻原議員の講演で触れていらっしゃったことが記事になっていたので紹介。ただし、荻原議員の講演内容と記事はニアンスが異なる。

荻原議員は、「政治にもスポーツマンシップを」と題した講演の中で、

「1年以上かけて超党派でスポーツ議連として議論して議員立法目前となった『スポーツ基本法案』が、廃案になろうとしている。国会日程の終盤になって、突如、一緒に仲間としてやってきた民主党側から1年間の議論を蒸し返すような難癖がけられ廃案となろうとしているのは残念。政策より政局を最優先とする民主党の実態。」

という趣旨の発言をされ、本当に悔しがっていらした。

朝日新聞では、7月14日の

asahi.com(朝日新聞社):スポーツ基本法案を与党提出 民主反発、廃案へ - 政治

スポーツ基本法案を与党提出 民主反発、廃案へ
2009年7月14日17時35分
 スポーツを国家戦略として位置づけ、スポーツ庁設置検討も盛り込んだスポーツ基本法案を14日、与党が単独で国会に提出した。当初は民主党を含む超党派での提出を目指したが、トップアスリート強化だけでなく、普及や育成にも重きを置くべきだと主張した民主党が与党案には乗らず、今国会での審議にも応じない構え。審議されないまま衆院が解散され、廃案になる見通し。

記事と、7月9日の

asahi.com(朝日新聞社):スポーツ基本法、今国会成立の可能性ほぼ消える - 政治

スポーツ基本法、今国会成立の可能性ほぼ消える
2009年7月9日23時6分
 スポーツ庁の設置検討を盛り込んだスポーツ基本法案を与党が単独で提出することが9日決まった。だが、民主党が審議には応じない姿勢を示しており、会期末が28日に迫るなか、今国会成立の可能性はほぼなくなった。
 法案骨子案は超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟がまとめたが、与党案が競技力向上を重視しているのに対し、民主党は普及や育成にも重点を置くべきだとして反発した。
 9日に開かれたスポーツ議連プロジェクトチームの会合で、民主党は与党案に協力しない意思を示した。このため与党側は来週前半にも単独で法案を提出することを決めた。

という記事です。

与党案が競技力向上を重視しているのに対し、民主党は普及や育成にも重点を置くべきだとして反発した。

とある部分は、スポーツ振興においてはどちらも重要であり、事業によっては前者を優先あるいは目的としたり、後者を優先あるいは目的としたりしながら、全体としてスポーツ振興を図るものであり、朝日が書くような単純なものではないし、荻原議員には、「同じスポーツ振興を図る目的で集まった議連で、さんざん議論してきて、何故この期に及んで!」という気持ちなのだと思います。

経済問題に関する法案などからみれば小さな記事ですが、こういう記事でもしっかり伝えてほしいものだと。というより、こういう記事こそきちんと書いてほしいものだと思います。

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