「代表質問しないのは立法府の自殺行為」は正論だと思う
以前の記事「社民党の方が現実派かもしれないと思って来た」に続き、自民党所属の市議会議員である私が社民党を持ち上げるのも変ですが、「代表質問しないのは立法府の自殺行為」は正論だと思います。
一般質問の制限を直せない私が言えた話じゃないかもしれませんが...
「代表質問しないのは立法府の自殺行為」社民幹事長 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
社民党の重野幹事長は15日の記者会見で、民主、国民新両党が臨時国会で鳩山首相の所信表明演説に対する代表質問を行わない方針であることについて、「代表質問は神聖な行為だ。与党になったからしないというのは、立法府の自殺行為だ」と痛烈に批判した。
民主党は、代表質問辞退の理由として、審議時間の短縮や政府・与党が一体であることを挙げ、社民党の質問を「連立与党としての代表質問」と位置づけている。自ら質問に立つ重野氏はこの点について、「私はあくまでも社民党を代表して質問する。そんなことは国会議員のいろはだ」と不快感を示した。
重野氏の不満の背景には、「民主党は単独政権のように振る舞っている」(社民党幹部)といういら立ちがある。社民党がこの日、都内で開いた全国幹事長会議では、連立政権内の発言力確保を狙い、来年夏の参院選で改選3議席の倍増を目指す方針を確認した。具体的には、〈1〉比例選で先の衆院比例選の3割増となる390万票を獲得し、3議席確保〈2〉民主、国民新両党との選挙協力を視野に選挙区選で3議席以上獲得――を目指すとした。
(2009年10月15日22時47分 読売新聞)
昨年11月に議会運営の見直しについて各会派の意見集約をすることになり、我が会派も意見提出の機会があったにもかかわらず、提出したのは私ともう一人だけ。
「このまま制限を続けるなら、制限撤回を求める請願に賛成せざるを得ない」旨など書き連ねました。結果、議案の質疑時間を一般質問に振り替えることで、少数会派でも形としては年3回程度一般質問ができるようにはなりましたが、1回あたりの質問時間を設けるのは運営上当然としても、本来は毎議会ごとに質問できなければやはり議会の自殺行為です。
なにも自民党だけが制限撤回に反対しているわけではありません。他の会派も同じです。議員数人で頑張っても多数決に諮られて制限が撤回できなければ、何もしなかったのと同じです。市民のみなさんからも声をあげていただきたいと思います。
コメント
高木えつこ
こんばんは。
滑川市議会は、16名という議員数もあるのですが、誰でも自由に質問できます。
代表質問は40分、一般質問は30分以内・・・という制限はありますが、毎議会、平均9割の議員が質問に立ちます。
議長を除く15人全員が・・・ということも珍しくなく、丸々二日間かかります。
富山市よりも先に一問一答方式に切り替えました。
会派を構成していない一部議員から「質問制限が無いのだから、代表質問制度を無くせ」という声も出ましたが、そもそも代表質問と一般質問の質の違いを理解しない話かな・・・と。
富山市議会の場合、大所帯なので、完全自由化は難しいでしょうが、時間的な制限は受けたとしても、毎回質問が出来る機会を得られるようになれば良いですね。