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経済教育部会勉強会 - 気づき教育実践ネットワーク

1月5日に経済教育部会勉強会が行われ、気づき教育実践研究会・NPO法人気づき教育実践ネットワークの教師の皆さんのお話を伺いました。

1時間半程の勉強会でしたが、興味深いお話を伺うことが出来ましたので、備忘録として書き留めておきます。

知人の死に接することで死に対する恐怖を感じた。

薄れつつある関係性が昨今の教育的な課題。

やたら自立・自律という言葉が流行っているが、依存関係があるから自律なのである。

信仰ではない宗教的な教育が必要。

秋葉原で起きた事件も少年事件の延長として考えるべき。

宗教心と道徳心は異なるものであると考えますが、死に対する恐怖ということでは浄土真宗が説いている「後生の一大事」という言葉が思い浮かびました。

また、自立するということは、それだけで成り立っているわけではないので、依存という関係性の中で自立が生まれるというお話は、目から鱗でした。直接関係はないのですが、以前に書いたように「ゆとりか詰め込みか?」という単純化したものの見方が多すぎるように感じています。ゆとりという底辺があるからこそ厳しくもできるのだということです。

所謂ゆとり教育で誕生した「総合的学習の時間」も、足りない時間の振り替えでは意味がないというお話もありました。今年の新成人はまさにこうした教育の第一世代ですが、「総合的学習の時間」を上手く生かした地域交流・奉仕活動の賜物で、この世代が社会に進出することが、現在問題になっている、希薄化している人間関係を再構築というより新たな方法で構築していくのではないかと期待しています。

こじ付けになるかもしれませんが、今後も自分なりのやり方で、子供の教育・健全育成の現場に立っていようと決意した勉強会でした。

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