公園の管理はだれがする?ふるさと富山美化大作戦
私も、帰省中の次男と一緒に近くの布瀬南公園(通称ヌノミナ公園)で行われた大作戦に参加してきました。
管理を委託している造園業者さんはもちろん定期的に管理業務を行っていますし、地元で結成されたボランティアチームが定期的に草むしりなどをされていますし、年に3度行われる光陽クリーン大作戦という清掃活動も行っていて、比較的きれいな状態でしたが、テニスコートの一角は草が伸び放題。
参加者から、スポーツ施設管理と公園管理は別といえ、これはあんまりじゃないかというご指摘をいただきましたが、草刈り機と人力でなんとかこの日は処理しました。
春先に、とある都心地区の町内から、「町内の公園が広いうえに、野芝と雑草が生い茂って、年3回地域で清掃しているが、住民の手におえなくてシルバー人材センターで有料で草刈りもやってもらっている。どうにかならないか?」とご相談がありました。
現地を見に行くと、住民だけで何とかできる状態ではなく、放置自転車などもあり、利用しにくいので利用者が減り、ますます汚くなるという悪循環。
都心地区はどこも高齢化が進み、ごみ拾い・草むしり程度ならいざ知らず、機械を使って作業しなければならない公園も結構あります。
各町内に公園愛護会という組織があり、そこに対しては補助金を交付していますが、軍手・ごみ袋といった用具や清掃活動参加者に配る飲み物代に消えてしまい、専門業者やシルバー人材センターにも委託すると完全な手出しとなります。
住民自ら清掃活動するというのは、普段合えない住民同士や多世代交流の場としてとても良いことも多いですし、なんでもかんでも行政任せという風潮は無くしていきたいと思いますが、さすがにそれもバランスの問題です。
当該公園は、都心地区の公園管理の在り方を考えるモデルケースとして、公園の一部をダスト舗装にして、住民による管理の負担を抑えつつ、一定程度の住民管理をお願いする公園として整備する方向としました。
これまで行っていた特殊なタイル舗装による公園のリニューアルは、規模にもよりますが数千万円かかりますので、一部のダスト舗装だと数百万円でおさまります。
さらにはハード整備だけではなく、公園愛護会のありかたなど、ソフト面でも見直しができればようと考えています。
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