ドッジボールに関わって丸11年か...
ひょんなことから光陽マーリンズという小学生のドッジボールチームを結成して、なんだかんだで11年が経とうとしています。
最初のチームは、平成16年1月に行われたクロネコカップ富山県大会(全国大会予選)へ参加するために、児童クラブの大会がきっかけで、もっとドッジボールをやりたいという子供と保護者の熱意に押されて臨時チームとして結成。メンバーは既に社会人になっています。
そして、その年の4月から定期的に活動するチームとして正式発足しました。
この時のメンバーは大学4年生。公式戦ではなかなか勝てなかったけど、すごくいい子供達でした。当時はまだ、ユニフォームは無くて体操服で試合に出てました。
つい先日も、県外の大学進学中の副キャプテンだった子が練習にきてくれたっけ。
今年は12月に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される「第1回全日本女子総合選手権」へG-Shimozekiとの合同チームでの出場が決まり、憧れのカラーコートに立たせてもらえることになりました。
外野アタッカーのキャプテンと、エースアタッカーの副キャプテン、ディフェンスの要の3年生が出場します。私もコーチとして連れて行っていただけることに。
今季は、6年女子2名と4年以下のジュニアでチームがスタートし、キャプテンも副キャプテンもチーム結成以来初めての女子児童。
6年男子が居なかったことと、5年生も居ないチームをまとめるのは大変だったと思いますが、合同チームに参加させていただき逞しく成長しました。合同チームの山本監督をはじめ指導者の皆さんに感謝です。
技術的な事を教える技量が無いので、「命令で下級生を従わせるのではなくて、行動で」「強くなればなるほど優しさを」等とどこかで聞きかじった言葉を伝えることが精一杯でしたが、先日の大会でも、ピンチで不安がる下級生には「大丈夫、あたしたちが何とかするから安心して」というような言葉をかけてあげてとミーティングで伝えたのですが、流石は子供達です。
先日の大会の事。
次々と下級生がアウトになる大ピンチ。
ところが、内外野から二人が次々とアタックを決めて一点差に。
残り少ない時間帯でエースアタッカーがつい弱気なパスを。
思わずベンチから、「貴女はエースアタッカー!」と叫んだ直後に渾身のアタックで同点サドンデスへ!
痺れる展開の試合でした。最終的には負けちゃったんですが、感動させてもらいました。チーム結成時に掲げた「一戦に感動を!」そのままに。
間違いなく、言葉がけをしなくても子供達はやってくれたのでしょうが、長く指導者をしているとこういう感動の瞬間に立ち会うことがしばしばあり、少年スポーツに関わる多くの指導者はこの感動の瞬間が忘れられなくて続けていられる理由のひとつだと思います。
とは言え、感動のためだけに子供達に関わるだけではいけないわけで、少年スポーツチームが子供達の健全育成の一翼を担う社会教育団体なのだということは今後ますます重要になるでしょうし、私たち指導者もそのことを念頭にいれて関わっていかなければいけないと感じる今日この頃です。
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