一日パスは24時間パスにしなきゃ！ ワイバード山本幸正氏講演会
内外情勢調査会富山市部の懇談会に議長代理で出席し、バードウオッチングのツアーを手掛ける観光カリスマで、ワイバード代表取締役山本幸正氏の講演を伺ってまいりました。
会員制の講演会なので詳しくは申し上げられませんが、東京にある日本橋とやま館のパンフレット陳列が少ないため、情報が得られないので勿体ない。宿泊客には公共交通の一日券（市内電車・バス１日ふりーきっぷ）は使いづらいので24時間券にしたほうがよい。富山空港～富山駅のバス待合時間がタイトなので、ロビーに観光案内があってもゆっくり見る時間がないので、手荷物待合室に観光ガイドやパンフを置いてはどうか？など、具体な助言もいただきました。
また、県が力を注いでいる（というより全国で）大型クルーズ船誘致合戦については、予算をかけて港を改修しても大型クルー船＝豪華客船ではなく、大型船のほとんどはカジュアル船で、経済効果をもたさない。富裕層が乗るのは中小型クルーズ船である。といった手厳しいご意見もいただきました。富裕層であれば、高価な、しかも数百万単位で高岡銅器やガラス作品を購入する可能性が高い。観光の最前線で活躍される方ならではのご意見でした。
富山滞在中が台風による雨風の一番ひどい時で、冨岩運河水上ラインを楽しみにされていたものの運行中止となり、とても残念がっていらっしゃいましたが、これは世界でも通用する観光資源と太鼓判。また、食文化や、慇懃でない素朴なおもてなしの心に観光ポテンシャルがあるとのことで、貴重なそしてエキサイティングな講演でした。
コメント