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富山市斎場条例の一部を改正する条例制定について - 12月定例会を終えて

  • 鋪田博紀
委員会資料
委員会資料

12月定例会が、12月19日閉会しました。

一般質問については若干ふれておりましたが、委員会や本会議での議論について、備忘録として記しておきます。

富山市斎場条例の一部を改正する条例制定について

ほとんど利用がなかった式場棟に比べ、低廉な利用料金で低所得者の方々のニーズにこたえてきた会館等は年間約100件の利用申し込みがあり、存続を望む声があることは当然ですが、老朽化が著しく進み、耐震性に問題があるため、式場及び会館の用途を廃止するものです。

これまで学校施設の耐震問題に取り組んで立場からすれば、Is値0.3未満の施設の改修は最優先とされてきたところです。併設する火葬棟はIs値が0.78あるものの、会館棟が0.32、式場棟にいたっては0.29しかなく、やむを得ない判断です。

私も期間延長に多少なりとも関わった地震防災対策特別措置法でも、次の通りIs値0.3というのがひとつの基準になっています。

  • Is値0.3未満の補強(原則:1/3 → 嵩上げ後:2/3)
  • Is値0.3以上の補強(原則:1/3 → 嵩上げ後:1/2)
  • Is値0.3未満の改築(原則:1/3 → 嵩上げ後:1/2)

耐震診断が実施されてから、具体な改修・改築計画に取り組めず危険な状態のまま利用されてきたわけですが、熊本での震災や、PFIによる整備が見えてきたことなどから、ようやく用途廃止が決まりました。それでも、火葬棟を運営するため用途を廃止する棟を暫く使い続けなければいけないことなど、課題もあります。

委員会では、PFIでの整備方針について、富山市斎場のありかたについて活動されていた笹木豊一元議員が日頃から仰られていたことも引用し、地元の理解をしっかり得られるよう市の方針についてただしました。

昨年は厚生委員会の行政視察で高崎市の斎場も見てきましたが、正月明けにも会派で斎場の視察を行い、議論してまいりたいと考えています。

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