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学校耐震化について、民間委託の意味 - 12月6日の一般質問から

  • 鋪田博紀

12月6日から富山市議会12月定例会の一般質問がはじまりました。議論の一部を紹介します。

学校の耐震化

改築が終わった校舎
改築が終わった校舎(写真:富山市)

学校の耐震化については、熊本地震を受けて耐震化にあわせて老朽化した校舎の改築(建て替え)を行うというこれまでの方針を転換し、耐震工事のみを先行して行うこととしていましたが、対象校の基礎部分に亀裂が見つかるなどして耐震補強工事が行えない棟があることが判明したため、そうした棟では、耐震補強工事ではなく改築をする方針であることと、改築完了が当初見込みよりも遅れる見通しであること示されました。

あわせて、平成33年度までの耐震化率100%については、改築を行うにあたり仮設校舎に児童・生徒が移ることから、数字上の耐震化達成は達成されるとの認識が示されました。

民営化の目的

また、学校給食の民営化の目的については、行革の一環として職員を削減することで経費節減することが目的ではなく、保育所の民営化もそうであるが、将来需要が大きく減少することが明らかであるのに、現在の需要だけをみて職員数を確保し直営で行うことは将来市民に大きな負担をお願いすることになるので、民営化により例え単年度の負担が増えたとしても、中長期的な視野に立って民営化をすすめるものだとの認識を示しました。あわせて、災害時の対応などから、一定の直営は確保するとも答弁がありました。

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