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北陸電力の原子力部門移転は地元対策

  • 鋪田博紀

北陸電力の原子力部門移転は地元対策 原子力技術協の石川理事長:2007年05月31日:北日本新聞社:富山のニュース

 北陸電力志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町赤住)の臨界事故隠しで、北電は三十日、富山市牛島町の本店で、日本原子力技術協会の石川迪夫理事長によるコンプライアンス(法令順守)講演会を開いた。石川理事長は講演後の記者懇談会で、本店原子力部門の志賀町移転に関し「地元対策的」と述べ、再発防止には直接、つながらないとの認識を示した。併せて、北電の根強い隠ぺい体質を指摘した。

このニュースの取り扱いが、北日本新聞と富山新聞では大きく異なりました。

北日本新聞では、石川理事長の本店原子力部門の志賀町移転が「地元対策的」であり再発防止には直接つながらない旨の発言を取り上げていましたが、富山新聞では一切触れられていません。これはどういう意味なのか?

以前、北陸電力社長の同趣旨の発言はバッシングにあいました。確かに不用意な発言ではあったかもしれませんが、誤解を恐れず言えばこれは真実ではないかと思います。

最近の企業不祥事は許せないものがありますが、ただ感情にまかせたマスコミの報道姿勢はいかがなものか?ワイドショー的な野次馬根性丸出しの報道にはいいかげんうんざりです。

最近不二家のコマーシャルを観ました。登場した「ぺこちゃん人形」に涙腺がゆるんだ方も多かったのではないでしょうか。不二家に対する報道もひどいものでした。ワイドショーでも事件を直接知らない昔の従業員という人物の発言をもとにやりたい放題。その後事実誤認があったにもかかわらず、メインキャスターは居直り状態。

「スタッフに任せてあるので自分は責任がない」という台詞を吐いている同じ口で「秘書がやったことで自分は知らなかった」と言い逃れをする政治家をさかんに攻撃していたではないか!

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