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スーツと作業着(その1)

  • 鋪田博紀

お盆に取引先の技術者(敬意を込めて職人さんと呼ぼう)とお話をしていて・・・

その方曰く、「若い頃は作業服がいやでたまらなかった」そうです。サラリーマンのスーツ姿にあこがれたとか。「あなたはどうだった?スーツ姿とか憧れなかった?」と尋ねられて(我が家は兼業農家で父は植木職人だったので、私も学生の頃から見習いをしていた)、「作業服はかっこ悪いと思わなかったけど、食堂とかに握り飯持参で入るのは恥ずかしかった」というような会話です。

兼業農家で父は植木職人。不動産業もやっていた祖父もお客さんのところへ訪問する時以外はほとんど作業着(というより野良衣)だったし、まわりの親戚も、植木屋、燃料店、農家など・・・。近所も農家がほとんど。

だから自分の将来もスーツ着て仕事するというのはイメージできなかったし、当時の自分の夢である模型屋や音楽関係の仕事がかなわなかったとしても、家業の兼業農家と植木職人になるんだろうな~という、どっちにしてもスーツを着る仕事はイメージできませんでした。

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