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道路特定財源その3

  • 鋪田博紀

今日は自民党大会ならびに青年局・女性局・青年部大会のために上京し、ホテルでこの記事を書いています。

大会終了後、富山県連の青年局・部のメンバーと食事をしながら道路特定財源について論議しました。

民主党の投げたボールをどう投げ返すか?

地方の立場にも様々あって、以前訪れた鹿児島、宮崎といった九州南部は道路のアクセスが本当に悪い。湾岸を走る国道が幹線道路と生活道路兼ねており、山手に県が造った有料道路がバイパスとして若干整備されているだけで、東国原知事のアピールも理解できました。

他方、富山県の道路整備はかなり進んでおり、中山間地を横断する道路を除けば基本的なインフラは整いつつあり(勿論市町村あるいは地域で若干違いはあります)、むしろ整備した道路の維持コスト(補修や除雪など)が心配です。

その意味では、暫定税率を廃止した上で、その不足分を消費税で薄く広くいただき、一般財源として地方消費税などの形で地方に分配し、それこそ地域の実情に合わせ、道路整備が必要であればそのように、福祉施策の充実が必要であればそのようにすればよしという形ではどうか。納税者・受益者に一番近いところで監視と判断をしてもらうというのはどうだろうか?

道路特定財源について一般財源化を含めて制度を再検討すべき時期に来ているのは間違いないが、将来の望ましいあり方を議論せずに、暫定税率の廃止だけが先行するのは、それこそ地方への分配を減らしたいどこぞの官僚達の思う壺ではないでしょうか?

この問題は奥が深そうだ。

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