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長崎くんちは一体感が気持ちいい

  • 鋪田博紀

唐人船の曳物
唐人船の曳物

10月7日(水)は長崎へ視察に来ています。

九州方面の出張というと何故か台風やお祭りに出くわします。以前も台風で足止めを食ったり、偶然小倉祇園太鼓に出くわしたり(この時は練習期間でしたが)しましたが、今回は、台風をかわすことができたうえに長崎くんちを観ることができました。

浅生経済教育委員長のスケジュールに合わせて長崎の視察を決めたのですが、ぎりぎりに日程が決まったせいか、ホテルも飛行機も6人分しか押さえることができませんでした。平日なのに長崎は流石観光都市だと感心していたのですが、現地に着いてからようやく情況が呑み込めました。

10月7日から9日まで長崎くんちが行われていました。空港からすぐにバスに乗り換えお昼ごろ市役所近くまできたのですが、昼食を取ろうと評判のチャンポン店に入ろうとしたら「今日は開店時間未定」の貼り紙???

そしたら目の前を曳物(ひきもの)の行列が観光客を引き連れてぞろぞろと...。お店のご主人も店をほったらかしにして祭りに出ていたのかもしれません。

本踊り
本踊り

川船の曳物
川船の曳物

傘鉾
傘鉾

小学生による中国の踊り
小学生による唐踊り

夕方会議が終わったら、委員長と全国市議会議長会の視察でご一緒だったという長崎市議会議員で自民党の長崎支部長をされている吉原日出雄議員から、「特に予定がなければ、せっかくなので長崎くんちをご覧になりませんか?」と声をかけてきいただき、公会堂(市役所の隣にある)の会場で見学することが出来ました。

また、祭りは九州各地のケーブルテレビで生中継されたのですが、今回はなんとケーブル富山でも生中継されるというし、テレビの解説が長崎の文化史家で越中哲也さんという富山にルーツを持っている方で、会場内でも盛んにそのことをアナウンスしていました。

「モッテコーイ!モッテコーイ!」「ヨイヤー!」「ヨイヤー!」と観客席からくんち独特の掛け声にあわせ、「傘鉾(かさぼこ)」「曳物(ひきもの)」「龍踊(じゃおどり)」といった出し物、こどもの踊りや芸子さんによる唄と踊りなど、和洋中折衷、老若男女なんでもあり、喧嘩山ほど激しくもなく、おわらほど静かでもない。でもそういった祭りの良さをチャンポンした、長崎らしいお祭りでした。お客さんと演じる人たちの一体感があって感動しました。

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