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ブリヂストンよ、お前もか。来期でF1から撤退

  • 鋪田博紀

驚きのニュースでした。ブリジストンが来期でF1から撤退するとのこと。昨年のホンダに続き、日本企業のF1からの撤退が続きます。

ホンダで耐えてたジェンソン・バトンが苦節10年チャンピオンになって(ホンダの残した遺産で勝てたとも言われていますがそれは僅かでしょう)、ちょっと嬉しい今シーズンでしたのに...

NIKKEI NET(日経ネット):ブリヂストンF1撤退 「速さ」より「環境」、変わる技術競争

 ブリヂストンは2日、2010年の最終戦で自動車レースの最高峰「フォーミュラ・ワン(F1)」から撤退すると発表した。100億円規模の運営費を削減し、環境技術へ開発資源を集中する。モータースポーツではホンダなど日本企業の撤退・縮小が相次ぐ。各メーカーが低燃費など環境技術に重点を置くなか、速さを競ってきた技術開発は岐路にある。
 ブリヂストンは1997年からF1に参戦。国際的な認知度向上のため米グッドイヤーや仏ミシュランなどと技術競争を繰り広げ、08年からは全チームにタイヤを独占供給していた。世界的なブランド力向上には一定の役割を果たしたと判断。他分野の研究開発にシフトする考えだ。
(11:19)

本当に、「速さ」より「環境」と言ったのかどうかは判りませんが、ホンダもスポンサーロゴの一切ない地球をモチーフにしたカラーリングで「環境」アピールしはじめたと思ったら撤退してしまいました。「環境」がいろんな場面で言い訳に使われています。

かってはミシュランと「タイヤ戦争」という激しいバトルをF1において繰り広げていたわけですが、世界的な自動車販売の低迷で市販車向けタイヤの販売戦争も激化してきたのでしょうか?実のところはどうなんでしょう。

ただ、ブリジストンに代わる供給メーカーが現れるのかも不安です。激しい開発競争に耐えられないんじゃなかろうか。

ところで、うちの長男は大学3年生になって未だに自動車の免許取っていません。就職に必要だから自動車学校に行ってるみたいですが、自動車には興味を示しません。こんな若者像は僕らのころには考えられませんでしたが、今では当たり前のようです。

趣味やライフスタイルの多様化というのもあるでしょうが、本質ではないような気もします。モータースポーツそのもの、もっといえば自動車の置かれている立ち位置がやっぱり大きく変わったのではないでしょうか。

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