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消防団の救命救急講習

消防団救命救急講習

2月7日(日)は、富山市消防局主催の消防団員向けの普通救命講習を受講してきました。数年前に富山市児童クラブ主催の講習を受講して資格を取ったのですが、2年から3年をめどに再講習を受けることになっているのです。

今回受講して気付いたのが、AEDに対する誤解と神話が結構あるということでした。

AEDは自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略で、心室細動と呼ばれる心停止直前の心臓の細かい震えを止める装置なのですが、ドラマの影響か、止まった心臓を電気ショックで動かすためのものとの誤解があるようで、救急隊員もそのことを繰り返し説明されていました。

また、救命救急で一番大切なのは心臓マッサージです。

これも心臓を動かすためのものではなく、止まった心臓の代わりに、手で心臓(正確には胸骨)を圧迫して脳に血液を送るために行うのですが、心臓が震えている状態ではいくら心臓マッサージ(正確には胸骨圧迫)をしても脳に血液が届かないので、いったん震え出した心臓をAEDで止めてしまうのです。

私の場合、たまたま父親がWPW症候群という心臓病で救急搬送され、カテーテル手術を受けたこともあり、心室細動や心房細動といった心臓のことや除細動について医師から説明を受けたことがあったので、多少知識を持っていましたが、消防団員といえども研修を受けて初めて知ることです。

研修を受けたことと、それが実際に役立つかどうかは別問題なのですが、それでも多少の知識があれば、いざという時に傍観者にならずに済みます。実際、ソフトボールチームの仲間には、AEDで人の命を救った人もいます。

PTAや児童クラブ、体育協会、町内会など身近なところで研修会が開かれたりしていますので、是非機会があったら皆さんも受講してみてください。

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