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高橋大輔が圧勝、村上佳菜子も表彰台 - NHK杯フィギュアスケートGPS初戦

フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPS)初戦となったNHK杯が終わりました。

男子シングルは、高橋大輔選手が圧勝しました。今シーズンエントリーしている選手の中では抜きんでた存在ですので、それはそれでプレッシャーもあると思いますが、彼にしか出来ない演技にますます磨きをかけてほしいと思います。

ジェレミー・アボット選手は順調な仕上がりで2位を確保しました。地味な印象のスケーターですが、エレガントな滑りが好きです。

シニアデビューの羽生結弦選手は4回転を決めるもジュニア選手にはハードルとなるフリースケーティング(FS)でのスタミナ不足で4位に終わりましたが、今後が楽しみです。

女子シングルは男子に比べ低調な印象はぬぐえず、優勝したカロリーナ・コストナーを始め難易度を落として無難にまとめた感があり、正直言えば物足りない大会でした。それでも各選手の新プログラムはどれも完成度が高まれば素敵だろうなぁという予感を抱かせてくれたのが救いでしたが。

ただし、難易度の高い技に挑戦させ、それを評価する為のルール改正への対応が、女子にとっては大きなハードルとなる気もします。

シニアデビューの村上佳菜子選手は、FSでは、スタミナ切れなのか?優勝を意識しちゃったのか?わかりませんが、ショートプログラム(SP)の勢いが全く無かったのが残念でした。

2戦目以降が楽しみですが、演技がまだ荒いというか雑な印象があるので、まだシニアで上位をキープするには修正が必要な気もしますが、他の選手にはない個性があるので、暖かく見守りたいところです。

あと、キャロライン・ジャン選手の印象がずいぶんと変わりました。雰囲気も演技も大人っぽくなりました。ファンの間では18歳とは思えぬ堂々とした佇まいで「社長」「フラット夫人」とか呼ばれているレイチェル・フラット選手は、もう独特の世界ですね。

さて、浅田真央選手は、今はもう辛抱強く待ってあげるしかないです。

恐らくグランンプリファイナル(GPF)への出場は無理だろうし、全日本選手権だって厳しい結果になるかもしれません。しかし、エキシビジョン(EX)で魅せたような彼女にしか出来ない優雅な演技は、現役選手の中では図抜けているので、そういったスケーティングが見られるだけでも幸せなのかもしれません。

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