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12月議会提出予定議案の説明とTPPについて勉強会

  • 鋪田博紀

11月25日は、議員協議会という会議があり、12月議会で提出予定の議案の説明がありました。概要は、富山市ホームページ/予算・決算に間もなく掲載されると思います。

主な議案は、土地開発公社の業務見直しによる補償金47億円余りと、道路橋りょうなどの土木費が23億円余りの補正予算案と、市長を含む市職員と議員の給与・期末手当・各種手当の引き下げ、中央卸売市場の地方卸売市場への転換に関する条例、景観まちづくり条例の改正案他9件の条例案、清水町小学校跡地の財産取得(民間に地区センターを整備させ市が取得し、残りは定期借地でスーパー・ドラッグストアが出店)に関する議案が説明されました。

その後、12月議会の質問予定者で質問項目のすり合わせを行いました。私も12月8日に登壇予定です。

午後からは、富山大学極東地域研究センター教授の酒井富夫先生をお招きして「TPPと日本農業」をテーマに農林水産議員連盟で勉強会でした。

TPPへの加入はEU型農政改革が前提で、

  1. 関税をゼロにする
  2. そのために国内価格の引き下げが必要、つまり生産調整の廃止
  3. 農業の保護のための財政負担を考えれば構造改革、つまり企業参入などの規制緩和が必要

これを同時にやらなければいけないが、TPP加入の条件である、貿易自由化の例外を原則設けず、即時または10年以内に100%の関税自由化が可能かどうか?先生の立場としては難しいだろうとの見解でした。

また、韓国とのFTAでさえ再交渉となっている点を踏まえ、昨年に参加を表明したアメリカが、日本や韓国からの自動車の輸入が拡大することを認めるのか?どこまで本気で参加しようとしているのか疑問であるとの見解も示されました。

私としては、TPPに参加するには時期尚早だと考えますが、以前に書いた通り、いつかは通らねばならない道であるとの立場でありますが、TPP加入するにしてもしないにしても、将来的な農地の保全を考えると、農地法の改正による企業参入も進めていく必要があると考えています。

皆さんは、どのように考えますか?

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