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富山市議会9月定例会を終えて(総務文教委員会関係)

  • 鋪田博紀

9月24日(火)に富山市議会9月定例会の全日程が終了しましたので、Twitterなどでつぶやいたものをベースにまとめなど。

私が所属する総務文教委員会では、私を含め自民党会派からまちなかミニ工房モデル事業というガラス関係施設に対し質疑が集中しました。「理念はわかるが計画が大雑把過ぎるぞ!」ということです。

今回の計画では、ガラス美術館むかいにある再開発ビルの一区画を21万円の賃料で市が借上げ(ガラス工芸センターに委託)、工房として必要な改修工事(設計委託料70万円、改修整備費1,400万円、備品購入費400万円)を行い、作家からは5万円の使用料をいただき、作家は教室を開催して経済的自立を目指すことになっています。

事業の期間は5年で、その後は作家自身が独立した運営を行うことになります。計画では3工房を開設予定とのことです。

新聞にも記事が掲載されましたが、微妙に質問のニュアンスが違うように思いました。我々としては、中心市街地活性化の名のもとに、再開発して入居が決まらない建物への支援策が何でもまかり通ってしまうことへの懸念があるわけです。正面から堂々と税金を投入してでもガラス文化を根付かせるというなら理解できるのですが。

そのほか、エンジン01文化戦略会議誘致事業について質疑。「イベントやって著名人が来た!で終わりました」ということにならぬよう注文しました。

議案以外では、「ハロー・ドーリー!」について質問。

富山公演は3.655人、東京公演は3,150人の動員。興行面では東京公演は健闘したようですが、反省点もしっかり出して、今後の舞台芸術振興につなげてほしいと思います。

前回公演は富山のみの4回公演で約4,800人の動員だったので千人強減っています。同一演目ということもあったろうし、短期間で10回の公演は多かったかもしれません。東京公演が3日で6公演というのはかなりハードではないでしょうか。

あと1年半で任期切れとなる芸術監督についても提案をさせていただきました。

なお来月には、オーバード・ホールの芸術監督奈木隆氏を迎えて、ざっくばらんに会派の勉強会を開催することにしました。本当は居酒屋談義のほうが本音が聞けるかもしれませんがこれは別の機会に。

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