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子供の交通安全教育とリスク

自転車の乗り方実技指導
自転車の乗り方実技指導

小学校三年生対象の自転車交通安全教室に参加しました。この交通安全教室は、市内の小学校三・四年生を対象として富山市の事業として平成26年度から実施されています。

この事業が始まるまでは、PTAが主体になって地域の交通安全協会や警察、自転車販売の協力のもと、乗り方教室などをやっていました。自転車を買い与えた時点で保護者が負わなければならないリスクを、学校だけに押し付けて良いのだろうか?その問いは議会質問でも行いました。

光陽小学校PTA立ち上げのときに、保護者から自転車のルールを学校で決めて欲しいと要望があったのですが、学校と協議して、一義的には家庭の責任なので、その参考となるようなガイドラインを作りました。あくまでも家庭で自転車のルールを決める参考にという考えです。でしが、いつしかこれが規則に格上げされていたのは驚きました。

自転車教室の座学
自転車教室の座学

世の中にはたくさんのリスクが存在し、このリスクに対するリスクヘッジの仕組みも整備されてきています。が、本来存在するリスクが消えてなくなるわけではありません。

自転車を買い与えた時点で、子供と保護者が負うリスクはやはり子供と保護者のものであることには変わりありません。そのリスクを分かち合えるところは分かち合うことで少しでも減らしていこうとする取り組みはとても重要です。

授業で交通安全教育を行うことは、子供たち全員が受けられるという大きなメリットがある反面、本来負うべきものの責任が希薄になって、却って世の中のリスクが増えていくことになりはしないか?

そんなことを考えながら、この交通安全教室に参加しています。

議会では、以前一般質問で取り上げた、賠償責任保険の加入義務を含む自転車利用に関する条例を検討したいと思っています。自転車利用に関する様々なご意見を頂戴できれば幸いです。

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