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決算審査について会派で研修会

講義する廣瀬氏
講義する廣瀬氏

8月24日(金)に所属する自民党会派で、株式会社地方議会総合研究所代表の廣瀬和彦氏を講師にお迎えし、決算審査ならびに議選監査制度について研修会を行いました。自民党会派では、決算審査のありかたや、議選監査のありかたについて議論するための組織を立ち上げていて、議論に必要な調査の一環として廣瀬氏を招いたものです。

政策(予算)がより効率的で効果的なものとなるためにも決算審査は重要ですが、現行ではまだまだ改善の余地があり、その改善策について模索しているところでが、大きく分けて

  1. 執行機関自ら実施する行政評価に加え、議会自らが行う事務事業評価をどのように実施してゆくのか
  2. 予算に反映させるためには、現在の二つの決算特別委員会による決算審査ではなく、各常任委員会で審査を行うことが必要ではないか

ということになると思います。

また、関連して

  1. 事務事業評価を行う場合の調査日程の確保や、監査委員の意見を付して議会へ決算が報告されるまでのスケジュールの短縮をどうするか
  2. 議案を常任委員会へ分割付託している予算審査の現状をどうするか
  3. つきつめれば通年議会への移行が必要なのかどうなのか

といった議論もしなければいけません。

副議長の立場を離れれば、議会改革で一日も早く議論すべきは議会基本条例ではなく、こうした審査の在り方をどうするかという議会の機能そのものについての議論を優先すべきではないかと考えます。

なお、議選監査の必要性については、財務監査に加え行政(事業)評価の重要性を鑑みれば、公認会計士や弁護士などだけで監査委員を構成するのは、財務監査に偏る恐れもあり、むしろ時代に逆行するのではないかと考えています。

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