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ねんりんピック富山2018 - 鈴木大地さんをお迎えして

鈴木大地長官と
鈴木大地長官と

ねんりんピック富山2018">ねんりんピック富山2018(第31回全国健康福祉祭とやま大会)が11月3日(土)に開幕しました。観客をふくむ延べ約50万人が参加する高齢者スポーツの一大大会です。

私は、11月4日(日)に富山市民プールで開幕した水泳の交流大会に議長代理で出席させていただきましたが、ありがたいことに鈴木大地">鈴木大地スポーツ庁長官と懇談する機会もいただき、これからのスポーツ界をとりまく問題やスポーツの在り方などについてじっくりとお話しすることができました。

鈴木長官は何度か富山を訪問されているそうですが、スポーツ施設をじっくり視察するのは初めてとのことで、富山ストリートスポーツパーク場など施設の充実ぶりに驚かれたそうです。

スポーツ界での不祥事については、暴力を受けたアスリートにその認識がないことの問題点や、場面によりスポーツと教育を使い分ける競技団体の体質、熱血指導への賛辞・美化とスポーツ界のハラスメント問題を使い分けるマスコミの問題。

部活指導をしたいために教員となる者とそうではない教員による部活指導者という部活動に対する意識が違う指導者が混在する部活動の在り方、長時間練習が競技力向上につながるとの間違った認識、ボランティアでやっていることを言い訳に自己流の指導でアスリートに暴力行為をふるう指導者の存在など様々なお話を伺いし、私からはスポーツ団体の統括者としての意見を率直にぶつけさせていただきました。

これらの諸課題解決のためには、少子化時代の部活動や少年スポーツに関しては、総合型地域スポーツクラブへの移行。莫大な大会開催経費や団体運営資金を克服し、アスリートファーストとなるような経営を行えるようにすることと正しいコーチングを学んだ指導者に対する正当な対価が払えるスポーツマネジメントの確立など、言い古されていますが国から呼びかけるだけではなく現場からも声を上げていかないと改善できないとの認識で、是非とも現場でも頑張ってほしいと激励いただきました。

表彰式
表彰式

なお、大会では80歳のアスリートの腹筋が割れていることや、50m平泳ぎで30秒台連発など、ただただ驚きと感動の連続でした。

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