アンソニークレバリー(Anthony Cleverley)のCAMERON
ジョージクレバリー(George Cleverley)のセミビスポークラインであるアンソニークレバリー(Anthony Cleverley)のCAMERONは、アデレードタイプのセミブローグ。メダリオンは、英国靴らしい私も大好きなラムズホーン。
ビスポークをした顧客にちなんで名づけられるようなので、CAMERONという人物がオーダーしたモデルが原型なのでしょうか?
店員さんによると、リブテープを使わずにすくい縫いをかけているので、グッドイヤーウェルテッド製法よりも柔らかく足馴染みがいいのだそうです。また、中底と本底の中物(一般的にはコルクなどを充てんと)が薄いので、グッドイヤーウェルテッド製法よりも沈み込みが少なく履きこんでいくうちに緩くなることが少ないとも。
ということは、イセタンの公式通販サイトではグッドイヤーウェルテッド製法と表記があるけれどもハンドソーンウェルテッド製法の九分仕立てなのかな?
ブローグシューズは、革の重なりやブローギングのステッチなどの関係でアッパーも伸びにくく、やや硬く感じることが多いのですが、アデレードタイプはそいういう事がないことと、アンソニークレバリーで使われているカーフはビスポーク用のものが使われているため、ややタイトなサイズを選んでも大丈夫かと思います。
アンソニークレバリーは、ジョージクレバリーのラインナップとしてはセミビスポークという位置づけなのも頷けます。
そういえば、ジョージクレバリーはビスポーク店ゆえ、レデイメイド(既成)はクロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)が、アンソニークレバリーはエドワードグリーン(Edward Green)に製造委託しているとの噂もありましたが、どうなんでしょうか?
しかし、昔々にユニオンワークスさんやザ・ジェネラルストアさんでアンソニークレバリーを買った頃は20万円しなかった(それでも十分高価ですが...)のだけれども、今やChurchillというモデルになると税込で27万円とは!
公式の海外通販サイトで買うと£1,134、日本円に換算すると約16万円。
日本の場合、皮革製品は高い関税で保護されているとはいえ、少し高すぎるのではないかな~。この価格帯だと、国内でビスポークが視野に入ってきます。
ただ、それでもアンソニークレバリーは魅力的です(^_^;)
コメント