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趣味もそれ自体が目的、お念仏も - 我が家の報恩講

  • 鋪田博紀
我が家の仏壇
我が家の仏壇

12月30日は我が家の報恩講。報恩講とは浄土真宗の開祖である親鸞聖人のご命日(11月28日)を中心にして行われる仏事で、簡単に言うと親鸞聖人の法事です。

この日は親戚が集まり、順正寺住職による法話をいただき、その後皆で昼食をいただきますが、今年は新型コロナの感染対策で、兄弟家族だけで行うことになりました。

住職の法話はいつも楽しみで、今年は念仏を趣味に例えて、何かの対価やご利益を得るためのものであり、それ自体が目的だという意味では究極の趣味であるというお話でした。

生前は悲惨な生涯を送ったシューベルトにとっては収入よりも、作曲自体が喜びであり目的そのものであったというお話や、著名な禅僧である澤木興道師が学生から「何のために座禅を行うのですか?」と尋ねられ「座禅しても何にもならん」と答え逆に学生が感動して座禅に取り組むようになった話などをベースに浄土真宗の教えに触れさせていただきました。

正月に門徒が集まっての一大行事もなくなり少し淋しい正月となりそうですが、家に居ながらいろいろなことに思いをはせてみるのもよいかもしれません。

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