ブログ

はじめてのヴィンテージギター、ヤマハ N-1000

ヤマハN-1000
ヤマハ N-1000

はじめてヴィンテージギターを購入しました。

ヤマハ N-1000の特徴的なヘッド
ヤマハ N-1000の特徴的なヘッド

ヴィンテージギターといってもマーチンやギブソンではなく、ヤマハのフォークギターでN-1000というモデルです。「時代」という曲のジャケット写真や、「わかれうた」(夜のヒットスタジオ?)、「この空を飛べたら」(ミュージックフェア?)など数少ないテレビ出演で弾いていたこともあり、通称中島みゆきモデルとも言われていますが、厳密なシグネイチャーモデルではないようです。

ヤマハ N-1000は、1975年ごろから1983年ごろまでのごく短い期間だけ製造されていたモデルで、1979年ころまでに製造されたものを前期型と呼び、トップ材はスプルース(1976年のカタログでは、えぞ松)単板、サイドはハカランダ合板、バックはハカランダ合板の3ピース、指板・ブリッジはエボニー、ペグはTM40Gとのことです。

ヤマハ N-1000のバックはハカランダ3ピース
ヤマハ N-1000のバックはハカランダ3ピース

それ以降に製造されたものは後期型といわれ、サイドがパリサンドル単板、バックはパリサンドル単板の2ピースに変更されていて、両方の所有者によれば、ネックの幅や形状とヘッドも若干異なるようです。

ヤマハ N-1000のサイドはハカランダ
ヤマハ N-1000のサイドはハカランダ

なにせ、およそ45年前のギターなので、写真のとおりサイドには白濁があるうえバインディングとの間には段差があったり、トップもピックガードの交換跡がくっきりあったり、打痕もボディやネック裏などかなりありますが、このギターが歩んだ足跡みたいなものです。

ヤマハN-1000のピックガード
ヤマハN-1000のピックガード
ヤマハ N-1000の特徴的なブリッジ
ヤマハ N-1000の特徴的なブリッジ

それでもヘッドやペグなどは年式にしては綺麗で、フレットも打ち直してあったのでとても弾きやすいギターです。ピックアップを取り付けて、そのうちライブデビューさせたいですね。

ヤマハ N-1000(スタジオにて)
ヤマハ N-1000(スタジオにて)
ヤマハ N-1000のペグはクルーソンタイプのオリジナル
ヤマハ N-1000のペグはクルーソンタイプのオリジナル

参考までに当時のカタログ(1976年)に掲載された主要緒元を掲載します。

胴型ヤマハオリジナルウエスタンタイプ
弦長651mm
表板えぞ松単板(1978年のカタログでは、スプルース単板)
裏/側板ハカランダ(裏側3ピース)
アフリカンマホガニー
指板/下駒黒檀
糸巻TM40G(プラスチックつまみトルク調整付き・ゴールド)
D'ANGELICO(ミディアムゲージ)
棹反り修正アジャスティングロッド付き
発売当時の定価100,000円
製造年1975年頃から1979年(前期型)

ダウンロード

先頭へ