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富山公設地方卸売市場の初市式

水産物部の初セリ
水産物部の初セリ

1月5日(木曜日)民間活力による再整備が進められている、富山公設地方卸売市場の初市式に議長として出席してまいりました。何故だか議長の初市式は初めてのことだそうです。

青果部の初セリ
青果部の初競り

水産物部、青果部、花き部の順にそれぞれ初市式が行われたのち、初競り(花き部は本日は休業日のため初市式のみ)が行われ、ひみ寒ブリなどが次々と競り落とされていきました。

競り落とされたひみ寒ブリ
競り落とされたひみ寒ブリ

他の地方都市の中央卸売市場が公設地方卸売市場へ転換する中で、富山市も平成23年4月に公設地方卸売市場へ転換しました。その後も流通形態の変化で取扱量が減少していますが、すべての小売店が市場を通さずに商品を調達できるわけではないので、このような公設卸売市場の役目は終えるわけにはいきません。

そのため、全国でも初めてとなる民間活力を導入し、敷地半分を公設地方卸売市場に、使われなくなる半分を商業施設建設といったリース方式による施設整備が進められており、今年3月には青果部棟などが、来年夏には水産物部などが完成します。

整備が進む公設卸売市場
整備が進む公設卸売市場

これまでにはない市場環境の変化に対応し持続可能なものとするためには、以前に監査でも指摘があった事業者との賃料などをはじめとした商慣行の見直しなど、事業者にとっても変化と挑戦が求められるわけですが、議会でも様々な議論を経て事業を認めてきたことから、これからもこの事業に注視をするとともに、現在は国の補助金対象として認められていないリース方式は、事業費の平準化、財政負担の低減などの観点から採用を検討する自治体も増えてくる可能性があり、国として施設整備の新たなスキームとして認めていくように働きかけを強めていきたいと思います。

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