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ヤマハFG-220(FG-180だけが赤ラベルじゃない)

  • 鋪田博紀

ヤマハFG-220を入手しました。

ヤマハFG-220
ヤマハFG-220

ヤマハのFGと言えば、オレンジラベルのFGを持っていたのですが、やっぱりFGは赤ラベル!といった話しを聞くので、それなら一度試してみるかと言う事で購入。

チューニングしているだけで体全体に音が伝わります。軽く爪弾いただけでキラキラした高音とどすんと来る低音のハーモニー。オール合板の特徴であるこもったような感じはしません。驚きました。

赤ラベルのFGは合板と言っても、スプルースの3プライ合板だったそうで、安い芯材をスプルースでサンドイッチした合板とは別物だとか。とあるサイトにスプルース3P共練と表記されていたのはそう意味なのでしょうか。

また、オレンジラベル以降のFGと比べて非常に軽いのは、やはり特別に薄く作られた合板だからなのか?

赤ラベル後期の特徴的なトラスロッドカバー
赤ラベル後期の特徴的なトラスロッドカバー

赤ラベルを買ったのは、私はバイクも車も本田なのですが、まるでヤマハのバイクのパーツみたいな金属製のトラスロッドカバーに心を惹かれてしまったからなのです。

そして、ヤマハフォークギターの元祖で人気のFG-180ではなく、超マイナー機種のFG-220にしたのは、ボディの白いバインディングが格好良いから。

わたし天邪鬼なので^^;

FGは1966年発売だそうですが、ライトグリーンラベルが貼られたモデルから始まり、1968年頃に赤ラベルへマイナーチェンジし1972年まで製造され、そのあとはグリーンラベル、さらには黒ラベルと言われるヘッドが先細りの通称バルタンヘッドへモデルチェンジしてゆきます。

因みに、最初のFGはオール単板だったそうですが、輸出するにあたって板割れのおそれから、数ヶ月でオール合板のライトグリーンラベルにモデルチェンジしたので幻のギターとなりました。

バルタンヘッド期のFG-700(1975年製)とFG-1500(1972年製)は行きつけのフォーク酒場に置いてあって、たまに弾いていますが、ハカランダサイドバック(FG-700はバックのみ単板)とあってか凄くパワフル。ネックが幅広でやや弾きにくいのはヘビーゲージ対応のためか。

さてFG-220は、FG-180の上位機種(といっても価格差4,000円ですが)として、さらに上位機種となるFG-280とともに1971年頃に発売されたそうで、赤ラベルとしては最終期の機種で、生産も1年に満たないので、FG-280同様生産本数はあまり多くないようで中古市場でもあまり見かけません。

赤ラベル上機種用のカバー付きペグ
赤ラベル上機種用のカバー付きペグ

FG-180の上位機種ということですが、スペックは全く同じで、外見上、ボディバインディングが白であること、バックのセンターに入った飾りが有ること、ペグのカバーの有無だけ。真偽はともかくネット上の噂ではサドルは牛骨だったとか。

FG-220のバック
FG-220のバック

ちなみに内部はクリアー塗装されているようです。

赤ラベル
赤ラベル

人気はやはりFG-180のほうにあるようで中には10万円近くのものも有ますが、FG-220の方は価格もこなれていて、楽器店で送料込みで3万円台で購入しました。

もっとも、状態はブリッジの浮き修理済み、トラスロッド締め切り、弦高は具体に数値はなく高めとの表記だったので、リペア覚悟で購入しましたが、12フレット上で6弦が約4mm、1弦が約3.5mmでしたので、いつもの勝田進ギター工房にリペアをお願いする予定です。

ネックアイロンで治るといいな。

参考までに、当時のカタログ写真などから主要諸元を掲載しておきます。

胴型 ジャンボスタイル
弦長 637.2mm
表板

スプルース合板(3P共練と表記するサイト・書籍も)

裏/側板 マホガニー合板/マホガニー合板(マホガニー3P合板芯材ブナとの書籍も)
アフリカンマホガニー
指板/下駒 ローズウッド
糸巻 単体カバー付き
ヤマハライトゲージ
胴厚 96~116mm
発売当時の定価 22,000円(現金価格と表記)
製造年 1971年から1972年(シリアルからすると1972年製)
【2024-12-11 追記】
いつもの9notes | 勝田進* ギター修理リペアー工房で修理をお願いしたところ、ネックリセットせずに、ネックヒーター(アイロン)とリフレット、加えてブリッジプレート補強で弦高が6弦12フレット上で2.5mmまで下がりました。あわせて、牛骨ナットに交換しました。

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