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子宮頸がんとHPVワクチン定期接種の通知ついて - 12月定例会から

イメージ写真(FineGraphicsさんによる写真ACからの写真)
イメージ写真(FineGraphicsさんによる写真ACからの写真)

9月に子宮頸がんとHPVワクチンの定期接種について、種部恭子さんを講師に迎え勉強会を開催したことを書きましたが、富山市議会12月定例会一般質問初日に、子宮頸がんワクチンの定期接種に関する質問を会派所属の高田真理議員からをしていただきました。医師会からも請願を提出されるので一般質問はいいだろうという意見もありましたが、議会全体でこの課題を共有するためにもぜひやってほしい(富山市議会副議長は一般質問をしない慣例のため。なぜ慣例としているのかは別に記事にします。)とお願いしました。

発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染による子宮頸がんは、性的接触が主な原因であることから、性的接触前の小学6年生から高校1年生の女子に3回の定期接種が行われることになりましたが、現在はエビデンスがないまま積極勧奨が中止されたままです。定期接種を逃すとワクチン自体が高額なため自己負担が発生するばかりか、感染リスクにさらされたままセクシャルデビューをすることになります。

今回の答弁では、定期接種の最終年度になる高校1年生次に対象年齢であることを知らせる通知を行うことを検討中との答弁があり、少し前進した感があります。

しかし、対象年齢最終年度になって通知をもらっても3回の接種に間に合わない可能性もあり、最終的には国において積極勧奨中止をやめる決断していただく以外に方法はありませんが、対象年齢に達した児童・家庭へのワクチン接種の通知内容を改善して、対象者へ周知が徹底するよう、引き続き働きかけてまいる所存です。

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